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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

演技に人は恋をする

演技で人は、誰かを好きになれるし、嫌いにもなれる

 

 

 

演技をすることって、全然楽しくないなって思う

 

それでもなんで一回の「楽しい」に全部持って行かれるんだろうって。演技をしたいって思うんだろうって。何回演技に、演劇に泣かされてもやりたいって思うんだろうって

私は美しくないし、人に見せたいと思うような人間でもないのに

どうして舞台に立ちたいと思うんだろう

演じることってわたしにとってなんなんだっけって忘れそう

ちゃんと整理しないと全部嫌いになって終わりそう

 

 

 

演技だけで私、人を好きになれるなって思ったんだ

それに、嫌いにもなれるんだなって思ったんだ

 

 

 

例えばおはようって、その5文字だけでその人のことを好きになれるんだとおもう。

そういう引力みたいなものが、人を惹きつけるんでしょう。声に、それだけじゃない。

 

空白に、

呼吸に、

瞳に、

指先に、

全身に、

 

それだけじゃない。

 

そこに立つ人間に

耳たぶを触る癖に、

並んで自転車を走らせた放課後に

私だけ見られなかった流星に、

重ね合わせた手に、

昨日話してくれた日々に、

くしゃくしゃの笑顔に、

悔しさに丸まった背中に、

私だけに見せてくれた涙に、

漲っている。

 

 

それは舞台から降りた君ではなく、あそこに立つ君が、そこに立っておはようを、全ての思いを込めたおはようを口にした瞬間に、君のことを本当に好きだと思ったんだよ。

君は、わたしがそれを大切にしていることにちゃんと気づいてくれるから好きだよ。本当に。ありがとう。

 

 

 

ねえ、演技で人は、誰かを好きになれるし、嫌いにもなれるんだよ

 

 

 

あたしたちは、そういう空気を売っているんだよ

 

 

好きにさせてよ

好きになってよ

 

 

舞台上では120パーセントで生きなければ生きているようには見えない

全身全霊で生きなければ、偽物にしか見えない

そんなところが演技の好きなところだ

 

 

私たちは動物園の檻の向こうの動物ではない。生きたの人間をただ見せるだけでは演技は成立しない

120パーセントの人間と人間が向き合うから面白いんでしょう

 

 

俺たち100パーセントじゃダメかもなって思わせたら最高でしょう

 

そんな演技が好きだから、好きって言ってもらいたいから演技をするのかもしれない