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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

愛すべき人間たちに幸あれ

愛すべき人間たち

 

その人をその人、足らしめるのはその人の過す些細な暮らしだと思う

朝起きて、パンを焼き、サンドイッチを作る、そのサンドイッチに飲み物を何合わせるか、珈琲の人もいるし、紅茶の人もいる、サンドイッチに何をあわせるかを考える時間がないほど忙しい暮らしかたがずっと続いていると徐々に心が欠けていく。
毎朝通る道、その道に毎週月曜日と金曜日と日曜日にいる挨拶を交わすだけのばあさん、そのばあさんと挨拶しない時が四回も続いてしまうとまた心が徐々に欠けていく。

この靴にはこの服をあわせる、といったことを考える時間、

この時間帯の夜はこの音楽を聴いて帰ろう、とか、
どうしようもなく人肌が恋しくなった時に、こいつと会えば心が補填される人がいる、とか、
自分の部屋で炊くお香の匂いとか、
こいつじゃないと駄目なんだ、といったおきまりのタバコを吸う時とか、
愛しい兄との他愛ない会話とか、
あとは、そうだな、ベランダでタバコ吸って、灰皿の隣に置いてある植物に水をあげる時とか、
バイト終わりに友達とタバコを吸って、毎回別れぎわに言うじゃあねが重なるときとか、
季節の変わり目の時の匂いを嗅いで、夏の匂いを感じて去年の夏を思い出す時とか、
学校サボった日に友達と車でどっか行くときに流す曲は決まってネバヤンで、最高の休みにする時とか、
そういった些細なことが少しづつ無くなってくと死んじゃう、のかも知れない、分からないけど、はたから見たらどうでもいいんだけど本人にとっては最重要項目、とまでは行かないけど実はそこそこ大切なこと、それを蔑ろにされてしまう、と、些細なことでプツンと切れてしまう、
学校をサボった時とか、おばあちゃんの電話を無視したとか、電車でおっさんにぶつかられた時とか、バイト先でお釣りを投げられた時とか。
些細なことは実はめちゃくちゃに重要な事だったりするから厄介だ。大体のことはタバコと缶ビールで解決する事だったりするけど。
要はタバコと缶ビールと、たまにの好きな人間と食ううまいメシがあれば大抵は生きていける。のじゃないのかな。分からねえけど。全人類に幸あれ。

 

2019.7/2 温 大