画像の説明
ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

アイルビカムアイス

氷になりたい。北極とか南極とかのでかいやつじゃなくて、コンビニで売ってるごりごりした大きさの、冷たくて、透明のやつに、なりたい。おそらく、氷はぼくの中の”理想”のうちのひとつで、これの性質のひとつひとつ並べていくたびに、ぼくはこうあるべきだとなかなかに強く思う。まず冷たいということが大事。氷、人が素手でも触れられる最も冷たいものじゃないですか?理系じゃないから知らないですが、どう考えても人が素手で触れるものの中で最も冷たいものになりたい。冷たいのは稀有だから。人は死ぬと冷たくなるし、死を纏いたいのかもしれない。厨二っぽい言い方になったけど、永遠の存在じゃないということを触れて一発で理解してもらいたいんだと思う。冷たさは永遠を保証できませんのタグ。メメントモリ的な。メメントモれよっていう文字がでかでかと書かれたTシャツ。次、透明なこと。向こうが透けて見えるのはいい。それが歪んでるのもいい。向こうが見えるけどちゃんとなにかを通して見ていることがわかるのがいい。ものの向こう側にある光も透明だったら歪んでるけど、目に入るから。透明で視界は奪えないから。でもちゃんといるから。あと石みたいなところ。石は大地のかけらだからいいんだろうけど、地球の端っこは氷だし、それに類する時間的、空間的な広がりもわりとある。でかい氷一個コップに入れるとほんのちょっと水面から顔を出してほとんど沈んでいるみたいな茶目っ気としたたかさは持っておくべき。

あたたかいとものが傷むし、冷たいほうがいい。ぬるいものを冷やしてゆっくりきえていきたい。永遠になりたくない。世界にはどんどん次の人が来るから多分ずっといたら邪魔だし。でも死にたいわけじゃなくて、冷たさをあげたい。温度を奪いたい。喪失をあげたい。空き箱をあげたい。新しい容量かもしれない。外付けHDD。外付けHDDあげたいな。氷になって外付けHDDあげたい。氷になって外付けHDDあげるよ。