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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

・KOMBUCHA・

    こんなにちゃんと息をしたのは久しぶりだ,と思いつつ公園の芝生に座り込む。
イギリスは、この世の終わりみたいに暖かで、うららかな天気です。そのおかげで、誕生日みたいに、ちょっとやそっとでは弾けないハピネスバブルに包まれているよう。何を食べても結構美味しい、不味かったら笑っちゃう、みたいな気分。丘のある公園でこれを書いていて、周りには走る人、寝っ転がって小説を読む人、走り回る犬をぼんやりと眺めるカップルが、青々とした柔らかい芝生に点在している。軽く天国。ユートピア。もしくはよく晴れたロンドンの一日。
ルームメイト、アンジーともう1人の女の子の間に摩擦が生じているため部屋の空気がなんだかおかしい。また、シンプルにこんなに良い天気なのに、北向きの部屋にこもって作業をすることは本能的に無理なので、冷凍してあったズッキーニと米粉のカンパーニュでサンドイッチを作って、(バターと、マーマイトというビールの酒粕でできた酸っぱい味噌的なペーストでマッシュルームと一緒に炒めてパンに挟んだ。パンに挟んだ3倍量は入れたかったが、サンドイッチの限界)PCを抱えて公園にやってきたわけだ。
来る途中、パブの外席でビールを飲む夫婦、地面にピトピト垂れるアイスを舐める子供を見ていたら、案の定自分も甘やかしたくなってしまい、ちょっと良いスーパーに入った。
ランチのお供のフルーツ、キューブ状のパイナップルやスイカが2ポンド。ちと高いな。パイナップル、スイカとアロエのスムージー。面白い組み合わせ、だけど糖質が泣いちゃうくらい高い。缶入りのコンブチャ、1.5ポンド、「スパークリング・ファーメンテッド・ティー」。お。あなた丁度良い。名前が限りなく日本ぽいのに、日本ではさほど知名度のないコンブチャ(今調べたら、70年代に紅茶キノコという名前で既にブームがあったそう。ちなみにコンブチャは発酵したお茶で、微炭酸かつちょっと甘い飲料)。私もこちらへ来てから発酵本などで知り、興味本位で何度か買って飲んでみた。
セルフレジでコンタクトレス(タップするだけで使えるクレジットカード。最近はバス・地下鉄もこれ)をピッとして、眩しいお外へ。石畳の道を、顔に日光を正面から浴びながら、プルタブを引いた。ちょっと勢いが良すぎるくらいクイッと缶を唇に当てると、炭酸とお酢っぽさがシュワーッと口の中に広がった。美味しい以上に気持ちい。でも更に歩きつつクイクイ飲んでると、だんだんと炭酸も弱まってきて、甘みが顔を出す。あぁこんなコンブチャって美味しいもんだっけか。。。と記憶を探ると、先日聞いたラジオのポッドキャストを思い出した。
Blurの元ベースのおっちゃんと、司会者が様々な健康食品を試してみて食レポするのと同時に、科学者をゲストに招いて実際効果があるのか、ということを話すラジオ番組なのだが(日本版もやって、異常な健康ブームを抑えてほしい)コンブチャも登場していた。元々フーディ(食マニア)のおっちゃんが、うんうん飲んだことあるよ、消化器官に良いんだっけねとコメントしたり、ラベルに書いてあるふわふわとした謳い文句(発酵の力で、ナチュラルで健康なライフスタイルを!)を読み上げたりして飲んだ後、司会者が専門家のお姉さん達に、コンブチャに含まれる成分と人体への影響について質問する。*私も聞き流していたので、バッチリ同じことは言えないから、読み流してくださいな* 確かにコンブチャに含まれる酸と同じものを使用した実験が日本で行われていて、お酢を毎日飲んだグループは体脂肪が減ったとされています。ただ、その量の酸をコンブチャで取ろうというのは無茶ですし、飲みすぎて他の障害が出ますね。司会者:でもコンブチャのような発酵食品には良い菌がたくさんいるんですよね?それは健康にプラスなのでは。pH試験紙並に正直な科学者:確かに良いですね。普通にジュースかアルコールを飲むよりは断然良いです。でも決して薬ではないので、何かを改善しようと思って飲むものではないです。
バッサリ
ま当たり前ではあるのだけども。でもやっぱり何か特別な効能がある、キラキラしたものだと思っていた自分(カモ消費者)がいたので、ちょっと凹っとなった。
でも今日飲んだコンブチャは、今までで一番美味に感じたのである。機能とか、無駄な期待を剥ぎ取った方が、物の良さって伝わるのかなと思った。やっと”自分を綺麗にしてくれる”よりも、美味しくって、”綺麗な生産”がされている方がずっとええやんと思えるようになった。
コンブチャへの興味はますます深まってしまったので、早く作ってみたいのであった。うずうず。
25.2.2019 HAZUKI

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