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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

吉祥寺本町吉祥寺大通り18:18

本は出さないんですか?と散々先生が話した後私が聞くと、

文字は残さない。何故かって文字にした瞬間死んでしまうから

と彼は何食わぬ顔で言った。

なんとも偏屈で最高だなと思った。

 

以下は何時間も話した中で、ボイスメモをつけていた20分ほどの会話、というかO先生のトークを手短に文字に起こしてみたもの。

 

 

未来のことを考えたり過去のことを思ったりする哺乳類は人間だけ

他の類人猿とも違って、離れたところにる人のことを思う事ができる

 

よく学者でも間違える人がいるけど、猿は四つ足ではなく四つ手。人間もそう。

赤ちゃんがお母さんにしがみつくのに4つ手がいるから。

人間の赤ちゃんは、面倒を見てもらうということに対して、笑顔という対価を払う。

そうやって需要と供給が成り立つ

笑う動物が人間しかいないのは、そういうトレードオフが行われているから

何かを受け渡す、それを繰り返しているうちに、イメージを持てる人間が出てきて、社会・ポリスが形成される。

 

そこから始まったのは民主主義で、そもそもは200万人くらいの規模。

それ以上は見れないからカリスマ、独裁政治になってしまう。

民主主義は200万人が限界だからグローバル化と民主主義は割りに合わない。

イギリスのEU離脱はグローバル化と民主化が一致しないから

アメリカは自国をなんとかしようという、過剰流動性に耐えられなくなっている

 

日本はどうか。

日本では民主主義は一切行われていない

日本は近代化が行われていないから

民主主義は割と幻想的なものだったりするけど、一応形として遂行しないと社会が回らない。

社会をちゃんと勉強しないと見えてこない。そもそも社会は何故必要かということもあるでしょ。

 

日本には道徳という海外にはない授業があるよね。

イギリスとかアメリカには道徳という授業はないと思うんだけど

ー単体ではないですけど、例えばセントラルセントマーチンズ(美大)に入ったら、エシカルデザインとかソーシャルデザインとか、デザインに絡めた道徳がありますね。

うんでもそれは高等教育で、小学校にそういう授業があるのは日本だけだよね。

ーそうですね、普通自分で自主的に考えるとか、

つまり学校以外でそういう場があるわけだよね

例えば中国では家族がいて、アメリカでは宗教がモラルを教えてる。だからそういうものは学校で教えるもんではないのね。

社会がそういうものを担ってる。日本は共同体として、例えば高度経済成長時代は、労働組合があった。共同体として組合や、地方などが個人を支えていた。まあそこにモラルがあるかどうかはちょっと怪しいけれども、まあ。でも今はそれが空洞化してるわけでしょ?そうするとそのモラルを担保するものがないわけだよ。学校で教えるしか無くなって。

でもそれって学校で教えられるものじゃないわけで。

中学校とか小学校の時でも俺道徳の授業が一番退屈だったね。いじめのビデオとか見せられて、A君はどうしたら良いでしょう?て聞かれるけど、いや、そもそもそういう問題じゃないだろう。問いがおかしい。

昭和の初期にGHQ統治下で言語

そういうの知った上で何が作れるのか。

やっぱり残した方が良いものとそうじゃないものがあるからね

例えば昔青山で裁判が起こって、裁判になったんだけど

ある古いイチョウの巨木があって、紅葉の後落ち葉がすごくて、掃除とか大変なわけ。だから住民運動でこれは切れってなって。でもこれ普通の民度の低い市なら切って終わりなんだけど、ここは市長がしっかりしてたんだろうな、裁判官側も頭が寄ったんだろう。「人間の寿命より木の寿命の方が長い。だから木は切れない。もっと言うと街の寿命の方が人間の寿命より長い」

利便性を任すには知恵が必要。知恵がないと絶対負けるから、だから歴史認識も必要だし。

ーイチョウの木でも私の地元の道路計画でも思ったんですけど、開発とかって往往にして賞味期限が短いですよね。道路はすごく便利で使えるって言うんですけど、じゃあ後何年間使えるの?気が生きてきた年数とかよりずっと短いと思うんですよ。どうせいくら東京にこれからもっと人が移住してきても、全体的に人口は減るし。そう考えるt絶対将来需要は減るし。

物をこう、簡単に壊せちゃうんだよね。

イギリスは壊せないよね、そう言う風には。

海外では割とものを修繕して維持していくって言う文化があるのね。絵画とかもそうだけど

奈良とかこの間久しぶりに行ったけど、やっぱり仏像とかボロボロなんだよね。子供の頃見たときと、そんな変わってないはずなんだけど、やっぱりリペアしてないんだよ。そう言う文化的なレベルが低いって言うことなんだよ。仏像に限らず。しかもその警鐘を鳴らしているのは、日本人じゃないって言う。

ーはははは

あのね、漆を専門に扱っている会社があって、そこは社長がイギリス人なのよ。

でね、その人は日本の文化はとても好きなんだけども、彼は日本人はとにかく効率が悪いと。例えば長時間労働で、書類書いたりとか。そんなものはAIにやらせておけば良いんだけど、とにかく必要がないところに時間をかけている。

文化って何って言う話にもなってくるんだけど

 

古道具屋さんと、雑貨屋さんと、アンティークショップって言うのがあった時に、

俺アンティークショップって、イギリスのものが多いんだけど、長い時間居られないの。何でかっていうと古いものがたくさんあるわけ。しかもけっこう大事に使われているものが、良い状態で残ってる。これって、自分の人間の歴史より、長い歴史がガンガン詰まってるからね。これは一個一個が重てーなーと思うわけ。好きなんだけどね。ただ気軽には買えない。

 

 

 

*O先生は予備校の恩師で、キャップからはみ出る髪がそろそろ白毛がかっているのにも関わらず、この後終電まで喋り倒した後、終電で見つけた予備校時代の友人とばったり会って、また飲み直している。いつまでも学生みたいにアンテナを張って、読んだり観たり聴いたりしている先生は、大事な方向を示して、私をちっぽけな苦悩から解き放してくれるような気がする。ええ大人

写真はロンドン土産のティーバッグ(240個入り)を先生が持ってブンブンしているところ。袋をつけるのもあれだなと思い、毛糸で持ち手をつけたのだが、酔っ払いが持って帰るお寿司のお土産みたいになって大満足*

 

15.4.2019 mon

 

 

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