10時半pm、されど眠い。顔の中心から眠気ウェーブが発せられているよう。今ホステルのシェアキッチンのカウンター席でカタカタと文字を打って、それが文になってなんとか文章になっていってる。
今さっき救急サービスに電話をした。イギリスでは「999」だ。日本は「110番」。なんでやろ。
ルームメイトのアンジーがここ最近不調で、遂に熱が40度に達した。こういう時4人部屋というのはなかなか厄介で、大好きなアンジーに早く良くなって欲しいのだけど、同時に頭の中では「あの除菌スプレーどこにあったっけ」とか考えてしまう。同じ部屋という空間の中で、感染らない方がおかしいのだけど。
熱い紅茶を淹れた。前の人(イタリア人の工事現場で働くアルベルト。歴史の知識がハンパないと思ったら、遺跡の発掘を昔やってたそうな)が余らせているお湯を、軽く謝罪しながら捨てて新しい水道水を最小の目盛り(目盛りってずっとカタカナだと思ってたメモリメモリ)まで入れて沸かす。お茶が出る間に、同じく近くでパソコンをカタカタしているスペイン人のエリック(大学院を卒業して今ZARAでの仕事から転職しようともくろみ中。最近キッチンで会いすぎてちょっとネタ切れ)と救急車の話をする。
「私が最初かけた時は、緊急じゃないからダメって言われたんよ。だから受付にいるリンダ(ケニヤ人のおばちゃん。初対面で彼女の人生のハイライトを全て教えられた気がする)に頼んでかけてもらったの」
「それで救急車は来たの?」
「まね、でも今回は絶対来て欲しかったから、意識がないって言っちゃった。」
お茶がもう限界よーと言うので丸いティーバッグをスプーンで取り出して、分別なんて知らないという顔をしたデカイゴミ箱に(ガラス瓶までここなの、信じられないよぅ)投げる。冷蔵庫からホールミルクを出して並々と注ぐ。
一口飲んで、まだ眠い。
二口飲んでも、まだ眠い。
でもそうこうしているうちに目が覚めてきた。
カフェインもアルコールもドラッグもみんな一緒やな。人間は気分を変えるためにだったらなんでもする動物。子供の頃はミミズとかブランコとかでハイになれてたのに。
今ではもう、飲まないと喋れません。うそ。
だけどやっぱりちょっとは本当。
インスタを開いたらアンジーがいた。おいこら
ストーリーですね。救急棟に犬がいる写真。いかにも盲導犬とかではな、テディベアの皮を着たようなモコモコした犬。ちょっと汚い。
横でエリックがクスクス笑い出したと思ったら、西アフリカでボランティアをした話が始まった。思ったことを何の疑問もなく全部言っちゃう人いるよね。わたしゃ島国育ちの人見知りだから、その気持ちは分からんよ、聞くけど。
こんなつらつらと書いてるだけ。NOリサーチNO分析しかもNO編集
日常の記述だけ。
生ぬるいね、
4.2.2019 HAZUKI