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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

夜明け前のブルーに放って

 

シアノタイプ終演しました。
この公演が終わったら世界滅んで欲しいと思ってたけど、ちゃんと朝がきて今日は日曜日で、わたしは死んでなかった。
「やっと終わった、もうこの公演について考えなくていい」って気持ちと、「明日も明後日も明々後日もお願いだからやらせて欲しい」が同じ濃度で胸の中にある。それぐらいこの作品に執着していたし、苦しんだ。でももう終わったのだ。相反する二つの思いが、ゆっくりと腹の中に沈んで、いつの日かの起爆剤に変わりますように。

 

こんなにもはっきりと、良い作品を作りたいと思ったのは初めてだった。目的は上演ではなく、良い作品を作ること。勝ちに行くこと。伝えたいことが伝わるように、手段を選ばず一番良い方法と形で届け切ること。でもそんなの簡単にできるわけなくて、向き合った分だけ作品に振り回され、傷つけられた。自分の不甲斐なさを思い知ったし、残された時間の残酷さに眠れなかった。メンバーは12名、無い役職もあったりして、一人一人重荷を背負ってたどり着いた千秋楽は、それでも、今あるベストな形だったと信じている。

「戯曲がなかったら始まらなかった」と言葉をもらったけれど、戯曲を信頼してくれる人がいないと芝居は始まらないということ。声にしてくれる人、光にしてくれる人、場にしてくれる人、一人も欠けず、沈没しなかったこと、本当に感謝してもしきれない。この、タフでかわいい人たちと一緒にものを作れてよかった。

私たちはあの場所で、何を見てたんだろう。あの18時、学校の隅っこの薄暗い空間に、たくさんの目が集まって、客席から舞台へ投げられる視線、舞台から客席への応答。あの場所に、何を見て、何が立ち上がっていたんだろう。

とても疲れたけれど、なんだろう、この先きっと芝居を続けようと思った。ここからまた始めたいと思った。劇作か役者かは分からない。でもきっと続ける。

また会おうね。期待してて。

では、おやすみなさい。

 

2019.11.17  uo

 

p.s.

水野 写ってるのなんですか。
羊子 靴かなって。
水野 ああ靴。鳥の翼かと思った。

この言葉をかけて、本当に良かったなあ。

深夜の、とても自由だけど、わたしという存在の心許なさ。
夜に溶けてしまいそうなほどささやかな私に、そのカメラで、輪郭をつけてくれてありがとう。ああ風。春はあなただったのね。