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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

楽しい消費活動 / 写真集

給料日というこの世で一番ワクワクする日、お金をおろして財布を潤わせ、電車に乗り込む瞬間はマジで無敵な気分になれますね。

さてお金を握りしめたあなたはどこへ向かうでしょうか。ここは東京。なんでもある、どこへでも行ける街だ。ギャラリー? 美容院? 本屋? 服屋? 劇場? はたまた飛行場へ行って、もっと遠くへ行こうか。

消費活動は本当に楽しいよね。そのままその人の人生になると言っても過言ではない。私のために吐き出された膨大なレシートの上に今、こうして立って生きているけれど、間違っても履歴は見ないでね。

私がはじめに向かった先は大きめの本屋だ。普段はお金がないから古本屋で買うんだけど、今の私は無敵である。ムフフ、新品の本を抱えきれないほど買ってやろうじゃないか。まず話題書コーナー、次に小説のハードカバーのとこ、次に哲学書、科学とか数学とか固いとこ、息抜きで美術、ちゃんと新書も見たい、と順々に回って、ほとんど最後はテンション爆上りの状態でぐるぐると本屋を歩き倒している。

あの本屋にきた時の高揚感、クラっとくる感じ、なんだろうな。古本にはない、新品の本だけに存在するオーラのせいだろうか。それぞれが威厳を持って静かに並んでいる。無言だけれど、どこか緊張しているピンと張りつめた顔。(対して古本は本の自己主張が激しいと感じる。古本屋は小学校の教室みたいだ、それぞれが好き勝手に話しかけてきて、良く言えば賑やか。それはそれで好きなんだけど。)で、本にはいくらかけてもいいというルールを決めているので、手元の「絶対に欲しい本リスト」よりも1冊オーバーした本もまあよしとして、お金を払って本屋を出る。

前置きが長くなっちゃったんだけど(前置きだったのかよボケェ)、今月一番よかった消費活動は、紛れもなく一冊の写真集でした。恵比寿にあるPOSTという本屋さんがいいヨ、とファッションの先生が言ってたので即行ってみたら、かなり良い空間で発狂しそうだった。今の期間だけかな、奥の空間でホンマタカシの展示があってそれもよかった。小説は置いていなくて、海外から取り寄せた写真集やアートブックがメイン。なんか自分がいるのが申し訳なくて、足音立てずにソロソロ歩いたし、めくる時は指先3mmだけでのぞいた(展示会によくある白手袋持ってけばよかったな。)。どれもため息が出るほど良くできていた。

私は写真集はほとんど買わない。以前買ったのも3年前だしな。なんだかどれも似ているように感じて、買ったとて、それきり開かないだろうと思ってしまうからだ(クソ失礼なこと言ってごめん、でもそれは私が無知で、写真の美しさを発見できる目がないからだ)。小説は読むという能動的な行為がないと本を取り入れることができないけれど、写真集は積極的にならなくてもイメージが鮮明だから、付き合い方が分からなかった。美しい写真は美しいけれど、それを自分に取り入れる自信はない、とも言い換えられる。

でも、欲しくなった。写真集を欲しがる自分に意外な気持ちがする方が間違いなほど、いい写真だった。ひれ伏しだった。bgmのかからない店内を、足音立てないようにそろそろと歩き回って、3冊の写真集を見比べる。あれとそれと、この写真集が欲しい。せめて一つだけでも欲しい。どうしても欲しい。手元に置きたい。私のものにしたい。取り入れられないなら何度でも開くし、何度でも惹かれる理由を考えるから。(値段をチラ見する。)クソ………………………………………高いな。高い。高すぎ。3冊買ったら破産するな、買うなら1冊だけだな。だとしたら、アー無理、取捨選択しんど、でもこれだな。買うか。……いや待て気を確かにしろ、これで2、3本は演劇見れるやろ、もしくは本8冊はいけるな。いやでも待て待て待て待て、写真科の方のお金のかかり方を思い出してみいや。な? こんな値段、安いもんやろ。写真集は増刷かかりにくいの知ってるだろお前、これで逃したら一生の後悔ぞ。お前は写真集を買い慣れてないからビビっとんじゃ。俺にはわかる、これはお前の人生を強くする、買え。買え。買えーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

ピ。ありがとうございましたー。

 

 

 

みてください。この。

 

 

ぼや〜ん。(魂の音)

まだ包みを外せていないんですが、滲み出るこのオーラ、伝わる? 伝わってくれ。

部屋をちゃんと片付けてから、正座で梱包を外そう。ああ、ルンルンだぜ。しばらく抱いて寝ようか。

 

おわり

(買った本→The Narcissistic City/Takashi Homma

 

 

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