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あやちゃん

「平成最後の夏」

今年やたらと耳にする「平成最後の夏」

私の周りにいる友人はきっとだからなんだよって思う人が多いんだけど
妙に星占いとか血液型の性格診断を信じてしまう私は、「平成最後の夏」も、妙に意識をしてしまう。

そうか。
平成最後の夏なのか。
やっぱり記憶を遡って思い出した時、最高だったなあって思える夏にしたいなあ。なんて思ってしまう。
でもじゃあ、最高の夏とは一体なんなんだろうか。
沖縄に行って綺麗な海と綺麗な夕日を見ることなのか、海外旅行にでも行くのか、友達とワイワイキャンプにでも行くのか?
私の両親はインドアなので幼い頃から夏休みだからといってどっかに連れていってくれたりしなかった。だから最高の夏が一体どんなものなのかよく分からない。

振り返って見ると、そういえば、9さいの頃から夏の楽しみはアトリエちびくろの夏合宿になった。
2週間、親元を離れ茨城県の廃校になった校舎に泊まる。
毎日絵を描いたり、川遊びをしたり、駄菓子屋さんにいったり、ツリーハウスでお昼寝したり、道路で寝転がって星を見たりした。
思い返せば最高の夏だった。

中学生になってからの夏休みはほぼ毎日部活。文化祭公演に向けての練習がもう始まっていた。
でも部活は大好きだったから全く苦じゃなかった。毎日のようにアイスを食べて、教室で流しそうめんをしたりした。
部活の合宿では毎年海に行き、花火をしたり、夜ご飯にはカニが出た。
思い返せば最高の夏だった。

高校2年生の時、ままごとの「わたしの星」という舞台のため夏休み朝から晩まで稽古に費やした。歌って踊りまくった毎日。何泊もお泊まりをして、たくさん笑って汗をかいて、千秋楽の後、最後劇場を出る時はこれまでにないほど泣いた。
一生の仲間との出会い。思い返さなくとも間違いなく最高の夏だった。

大学生になっても夏休みを演劇に費やしていた。

実際、今年も「平成最後の夏」は最高の夏にしたいなあといっておきながら、私はもう、半年先までの自分のスケジュールがなんとなく目に見えている。

演劇まみれだ。今年も間違いなく、演劇の夏になる。

1年生の夏は毎日暑い中憂鬱だったりしたし、2年の夏はしんどかったし、今年も掛け持ちしていたりして絶対に大変なのだろう。
でも、今は最高だなんていえなくても、絶対に数年経ったらこの夏が最高だったと思う日が来る。
というか、数年後の自分が「平成最後の夏」を思い返した時に
沖縄に行って綺麗な海と綺麗な夕日を見たって、海外旅行にでも行経って、友達とワイワイキャンプにでも行ったてきっと思い出せないであろう。
楽しい思い出ほど残らないタイプなのだ。

それに、私の年表はもう、この年にどの公演をやっていたかで出来ている。

だから、「平成最後の夏」も隙間なく、演劇で埋め尽くして終えよう。
それがいつかの私にとっての最高の夏になるはずだから。

2018/6/17 あやちゃん