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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

そうかもしれない

8月の始めに式根島に行ってきました。
式根島の海は、渚がホタテの貝殻のような輪郭をしていて、海の水は太陽の光を反射させて波に合わせてゆらゆらとした模様を描き、水の中に足を入れるとその光は新しく塗り直したネイルのラメをも反射するほど透き通っていた。

奥に進めば進むほど海の色はラムネの瓶の中のビー玉のような、透き通った深い青に変化し、潜ってみると赤や青や縞模様の小さな魚達が泳いでいる。
もっと深くを覗くとピンクと黄色のサンゴ礁があったり、貝殻の破片が太陽の光りを反射してみたこともないほど輝いていたり、自分がもともと生きてた時間が遙か遠い記憶に感じてしまうほど、そこには美しすぎる景色があって、わたしは夢中になってその中を泳ぎ続けた。

夕飯の時間がきて、宿で新鮮なお魚をお腹いっぱい食べて、夜、星空を見に行こうと自転車漕いで、再び海岸に向かうと、そこには自分が目をつぶっているのか開けているのかもわからなくなるほどの暗闇があって、波打つ音で確かにそこにあることはわかるのに、海の姿は全く見えない。その日は台風が来る前日で、雲がものすごい勢いで流れてくるので時々唯一の星の光でさえも全て消されてしまって、その間は自分でもびっくりするほど底から恐怖心が溢れてきて、これまで意識していなかったけれど、当たり前のことなんだけれど、わたし達は光の中で生きていて、常にそばに光があって、光に体をどっぷり委ねて生活しているんだなとその時改めて実感した。

この暗闇のなか、彼女は浮かんで考え事しながら夜釣りをしていたのか、この暗闇のなかあの子は決心してフェリーから抜け出したのか

この暗闇のなか

それは、想像していたよりももっとずっと覚悟が必要なことだった。今のわたしは、この暗闇のなか、水につま先をつけてみることで精一杯で、わたしがこの暗闇に浮かぶためには相当な準備と決心が必要なのだと、海の方を見つめながら自覚をした。

園「そうかもしれない」本日最終日

「わたし、今日はもうお砂糖ひとすくいしかないんだよね。これをちびちびと舐めても10分と持たない気がするんだけど。どうだろう。夜は長いし暗いから退屈なんだよね。お砂糖ひとすくいで長い夜を乗り越える、なんて、考えてたらゾッとしてきたんだけど」

このお話の中ではわたしはわたしじゃない誰かになって、この暗闇を進むことができます。

ゆらゆらと揺れながら、あの子のこと、あの時のこと、あの人の言葉を思い出しながら、今日も暗い海の中に浮かびます。

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風邪で喉を壊してしまって、ここ2日間大量にのど飴を舐めている。昨日もらったよく効くらしいのど飴がタバコの箱みたいでかわいい。

タバコは役でしか吸ったことがありません。そういえばあの役を演じた時も側に海があったな。

2018/8/19 あやちゃん