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ぱー
waimai
RisuPon
ぽ
メイ
あやちゃん

ソファーの見える席から

吉祥寺のパルコにある、派手なソファーが好きだ。

私はいまちょうどそのソファーの見える椅子に座ってうとうとしている。
朝からバイトの面接に行ってお昼にカレーを食べ終えたらぐったり疲れがきて、16時からのボイトレに備えてとりあえず軽く一眠りしたい。スマホの充電もないので近くのケータイショップにスマホを置いて充電をしてもらっていて、腹も席も空いてないので、スターバックスを眼前に置きながらエスカレーター横の椅子にどっこいしょと腰を下ろす。この文章はいま頭の中でおおよそ打っている。そしてあとでパソコンで打ちなおすのだろう。

 

さて、面接だが、交通費を浮かすために乗り換え一駅を省略して駅から歩いたのがミスだった。知らない道は余計遠く感じる。雨の日とか絶対嫌になるだろうなとその時点でモチベーションがダダ下がり。面接をしていると、奥の方からダミ声の男の声が聞こえて来る。耳が峙つ、そしてその人のドアの閉め方で『『『合わねぇ!』』』と悟ってしまった。私のこれは現代社会に生きるには直感が鋭すぎるし、しかし何がしのアーティストやらとしてやっていくには優柔不断で飽き性、ものぐさな性格すぎるので困っている。しかしこの直感、ちゃんと使えば厄介ごとや面倒を避けられて進むべきところへ進む仕組みになっていると思われるのだが、それって果たしてどうなんだろう。最短距離で進むのが果たしてベストなのか?勝手な決めつけでは?斜に構える性格やん?付き合いのある人の最初の印象がそこまで良くないことも結構あるやん?とか思うから。

 

でも、お昼に食べたカレー屋もそうだった。実は以前バイトしようか迷っていたところで、場所が遠いのに時給が安いのもあったが、そこで働く女の子が大概モデル並みに綺麗なので気が引けてたのと、求人欄の説明文から感じた店主さんの「ザ・業界感(芸能)」が私とは合わないのでは・・・?と、連絡するに至らなかった。詳細は省くけど、やっぱりカウンターごしに行われていた会話もそういう感じで、働く女の子の声はシラフの私には出せそうもないキーの高さで、日々その会話に参加するとなるとしんどいやろうなというか、当たり前やけど、合わないものに相槌を打ち続けることに力を注ぎたくない。心には完全なツッコミ師(完全なツッコミ師ってなんやねん)←こういうのがいるので、そいつが完全にツッコみ疲れてしまうのが目に見える。うん、やっぱり直感は合ってると思う。誰どこにだって相性はあるし、それを選ぶ権利はあるでしょう。でも切実に自分にない何かになりたいならそれは順応しなきゃいけない。いつも似たものばかり選んでしまうのもある意味では成長のないリスクだ。それでいいのならいいのだけど。そこになりたい自分がいると信じ疑わないのならいいのだけど。いい意味の「変わらないね」ですら本当に褒めことばなのか。再生産(人を生むだけじゃなく教える立場にも相応しい期)期に入ったらこういう内省をする暇もなくなってしまいそう。若さだけでコンテンツだから使い古されるんだよな。今、自分含めみんなめちゃくちゃ美しいんだろうな。使い古されないように地に足つけて力いっぱい生きていこうな。兎にも角にもカレーは美味しかったので、客がベスト。

 

 

「お疲れ様です〜私保険会社〇〇の△△と申しますが・・・・・」
目を開けると隣にスーツの人が座っていた。腕時計を見るが、まだ16時まで時間はたっぷりある。いつも見てたけど斜め前に見えているあのソファー、好きだな。カラフルなパッチワークが施されていて、派手だけど品のある、GUCCI2017春夏のコレクションみたいな感じ。なのに思わず座ってみたくなる親しみやすさもあってすごくいいなあ。なんか、合わないとかネガティブな感情じゃなくて、こういう「いいなあ」と素直に思うことがもっと自分の中に増えていってほしい。勉強不足ですね、本気で。あ、子供が座った。待てオイオイオイ靴のまま立つな!!!!!

 

 

十二月十二日 waimai